貞子は実在した本当にいた人物？実名や実話・現実で元になった話についても

2019年5月2日2019年10月16日

日本映画ホラーの金字塔であるリングシリーズ。
その中に登場する不動の恐怖キャラクター「貞子」

貞子については実際の話が元になっていますが、
貞子本人は実在する人物なんでしょうか？

今回は貞子のモデルや実話になった話について
紹介していきます。

貞子は実在した本当にいた人物ではない？

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この貞子氏のモデルになった高橋貞子の透視能力を心理学実験で実証しようとしたのが、日本最初の臨床心理学者で、東大助教授だった福来友吉。この実験が大スキャンダルになって、福来は東大を追われ、臨床心理学は出発の瞬間に座礁することになりました。まさに大正の小保方事件で、とても大事な歴史。 https://t.co/pjhfVy1QV2

— 東畑開人 (@ktowhata) 2019年4月24日

貞子＝山村貞子という人物はリングシリーズに登場する架空の人物になっています。

しかし、モデルになった人物はいます。
母・山村志津子は過去にあった千里眼事件で超能力の公開実験が行われました。
御船千鶴子がモデルになっていることはネット上でも有名です。
貞子のモデルとなった人物は、御船千鶴子とは親子関係ではないのですが、
同じ明治時代の自称超能力者を名乗る高橋貞子がモデルになっている、または参考にされています。

貞子の実名は？

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高山市にある、リングに登場する伊熊助教授のモデルとなった福来博士の記念館。
現在は殆どの資料が国府町に移されたらしく、中には入れなかった。残念。
貞子のモデルとなった高橋貞子による念写の写真もあったみたいなので、次は国府町に足を運んでみたい。 pic.twitter.com/WCYkV8FyeO

— JUN姫＠YZF-R1 (@RELLIK_REDRUM) 2018年9月5日

貞子の実名は高橋貞子で間違いないでしょう。

作中では山村千鶴子という母親の元生まれたため、
山村貞子という名前になっています。

なので「貞子」という名前自体は
モデルとなった人物からそのまま受け継がれているので
そう考えると実名になります。

貞子の実話は現実にあった話が元になった

そういえば、以前に福来友吉研究所を見学に行って、高橋貞子や三船千鶴子との透視実験で使った、鉛管の本物を見せてもらいました。一個下さいと頼んだら、透視ができるならいいよ、と言われたので諦めました。 pic.twitter.com/OpZasNvvTv

— 東畑開人 (@ktowhata) 2016年3月11日

高橋貞子は明治時代から大正時代をまたにかけた人物であり、
明治時代の超能力で有名になった貞子の母のモデル・御船千鶴子や長尾郁子と並んで紹介されることが多いが、２人に比べて情報はかなり少ない人物。

高橋貞子の夫である高橋宮二が心理学を学び、呼吸法を研究し精神統一の方法を学んでいた。妻の貞子もこれを実践するうちに特殊な力を持っていることに気付き始めます。

ある日、貞子が持つ火箸が火鉢の上を勝手に動き「清」という文字を描くことがあり、
その時は御船千鶴子（別名清原）の事を指し、千里眼の力を持つことを確信します。

そこで、透視実験ををことごとく成功し、超能力者として認識されます。

母のモデルとなった御船千鶴子や長尾郁子と違うのは、夫と学んで習得した呼吸法を用い、透視の際は別人格が宿る方法を取っています。このへんが映画の貞子の抜きん出た能力を暗示しているようにも思えます。

その後、貞子の父親のモデルとなった福来博士ののもとで、
実験を行うが、全てを成功しなかったものの、確実に超能力を兼ね備えていることを証明します。かつて、長尾郁子はイカサマを使い透視していたため、厳重な体制で挑んだ上での成果だったため、賞賛する声が多かったそうです。
それでも、インチキをしたのではという声もあったため、かなり審査は厳しかったと思われます。

その後、周りの学者から超能力に関する関心も薄くなり、
貞子は故郷である岡山へ帰省し、その後の消息はわかっていないそうです。

母のモデルとなった御船千鶴子や長尾郁子よりも、
少し違った形であるが、ハイスペックで新しい超能力を発揮した高橋貞子。

映画リングの中でも貞子は突出した能力を持っている点と類似していると
思います。

作中では呪い殺すなど恐怖の存在として存在しますが、
母である山村貞子はただ超能力を発揮するだけの存在だったが、
貞子のモデルとなった高橋貞子は母とは違う方法をとるあたりが原作と重なっていると考察します。