2012年5月の公開された「メン・イン・ブラック3」。
メン・イン・ブラックと言えば様々なエイリアンが出てくるSFアクションコメディです。
今作で一番気になる点として、ラストのシーンです。チップによって隕石落下を防ぐシーンです。
今回はなぜ最後にチップで隕石が落ちなかったのか?考察していきます。また、そのシーンの曲がかっこいいので紹介します。
メンインブラック1・2のラストシーンの意味
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メンインブラック3のラストシーンの考察に移る前に、1・2のラストシーンの意味・メッセージ性を理解しておく必要があります。
実は前作のシリーズ1・2のラストシーンの意味を重ねると、隕石が落ちなった理由が考察できます。
メンインブラック1のラストシーンの意味
ただメンインブラック1のラストでビー玉状の銀河がたくさん袋に入れられててそれが宇宙か…って思ったけど2のラストで自分達は世界をまだほとんど知らないみたいな事になって…えーと……、もうこれ言ってるそばから訳分かんなくなった
— DDL㌠ (@rhatuels) 2015年1月18日
メンインブラック(MIB1)のラストのセリフで、
「我々の住む宇宙が誰かのビー玉に過ぎない可能性もある」
とあります。
わたしたちが存在する宇宙はビー玉のような中にあり、どこかの宇宙のエイリアンがビー玉のような球を手に取ってるシーンでした。
このシーンの意味としては、自分の見えているものだけが必ずしも正しいとは限らないという意味を表しています。
メンインブラック2のラストシーンの意味
メンインブラックの1のラストは安心するし
メンインブラック2のラストはものすごくこう…寂しいっていうか…悲しいとも違う…なんかだった
メンインブラック3は全然覚えてない頭ん中??????????にはなった
— せともの☔️色違い廃人 (@se_to_mo_no) 2019年3月2日
続いて、メン・イン・ブラック2(MIB2)のラストでは、エージェントJが宇宙人たちをロッカーに移すシーンです。
その後エージェントKが「危険 立ち入り禁止」の扉を開くと、大量のロッカーが並んでおり、自分たちもロッカーの中の住人であるように描かれていました。
このシーンの意味は、自分たちのいる世界も、より大きな世界の中のコインロッカーの一つである小さな世界であることが分かりました。
1・2どちらでも同じような意味を持っています。この意味を理解した上でメンインブラック3のラストシーンを考察していきます。
メインインブラック3の最後チップで隕石が落ちなかった理由は?
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こういうのを見ると「因果がまったく関係ない出来事でも、実は連鎖してるんじゃないか」て考えたくもなるね。
メンインブラック3で釣り銭払ったら人工衛星が隕石に激突して人類滅亡を回避した奴みたいな「コレとソレまじで全然関係ねぇー!」て物事が実は繋がってる、とか— 引っ越ししました (@sayonarakonoaka) 2015年7月10日
メンインブラック3、ラストが凄くよかった
— DEKU (@DEKU555) 2012年5月27日
メンインブラック3、ラストの伏線回収までの流れ綺麗に纏まっててめちゃくちゃ良かった。
— 網太(あみた) 小説投稿始めました (@amita034) 2018年7月23日
MIB3では喫茶店のようなお店でJとKが食事をして、2人がお店を出ていきます。
それを近くの席でグリフィンがKがいた席を見ていて、
「Kがチップを払わないと地球に小惑星が接近する。」
と心配してます。そのあとKが「忘れていた。」と、戻ってきてチップを自分がいた席に置いていきます。
そして、地球に向かっていた小惑星は衝突する間一髪のところで人工衛星に衝突し地球は無事救われます。
こんな事で隕石が落ちないなんてあり得ないと思う人もいると思いますが、些細な出来事が、その後様々な要因を引き起こし、大きな現象に変化していくことを表しています。
この事から、最後にチップを払わないと何で隕石が落ちるの?という理由について考察します。
些細で小さな出来事(チップを置くこと)でも、大きな出来事(地球に隕石が落ちる)へ変化していくことを表しています。
チップと隕石のシーンはまさに今回のテーマを表すシーンでした。
また、今作の物語のスタートも同様であると言えます。ではエージェントKが若かりし頃に逮捕したボリスが脱獄するところから物語が始まります。
もしあの時、逮捕せずにボリスを生かさない選択をしていたら、ボリスが脱獄することなく、逆にエージェントKが殺されることもなかったわけです。
ちょっとした選択で、大きな変化・運命さえも変えてしまう事があることを意味しています。
その他にも、パーティーで初めてグリフィンが登場したシーンもそうです。
グリフィンは未来を予知したセリフを何度か言ってました。これは未来が予知できる訳ではんく、自分たちが行ったことが起因として、結果は変化することを意味しています。
また、JとKの3人で一緒に夜の球場で野球を観戦するシーンでは、ある選手はその両親がワインを飲んでいなかったら女の子として生まれてきたと言ってましたね。
これからの現象は「バタフライエフェクト」と言い、地球の裏側で蝶が飛んでいると、竜巻が起きるなどの現象の事です。メンインブラックでは、その効果を説明しているんです。
メンインブラック3では「チップ」=蝶々と「隕石」=竜巻という意味合いになるという事です。
メンインブラック3のラストの曲について
Back In Time (From “Men In Black III”)-ピットブルを聴いてる #nowplaying pic.twitter.com/3nwPuU4EE1
— あすぱら (@asuparagames) 2018年10月14日
最後にメンインブラックの最後のシーンの曲についです。
こちらは、ピットブルの「back in time」という曲になります。何度もリピートする人や、一度は聞いた事があるなんて人もいるのではないでしょうか?
今作を見る前でも、見た後でもおすすめの楽曲です。
まとめ
今回はメンインブラック3の最後で隕石が落ちなった理由と楽曲について紹介しました。
コメディ感の強い作品ですが、深い意味があり、シリーズを通して学べる作品になっています。
些細な事でも、大きな事に繋がることを常に考えて行動すれば、自ずと人間として成長できますね。通して見直すことをおすすめします。
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