Netflixで「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は見れる？フル動画無料配信サイトまとめ

動乱の幕末。緋村剣心は長州藩の暗殺者“人斬り抜刀斎”として恐れられていた。ある晩、雪代巴に人斬りの現場を見られた剣心は、口封じのため彼女をそばに置くことに。幕府の追っ手から逃れて巴と暮らす彼は人斬りの正義に迷い、幸せを見いだしていくが…。

出典:U-NEXT

• るろうに剣心 最終章The Beginningは原作の切ないストーリーを丁寧に描いており、とても泣ける映画です。この映画のキモや剣心の元妻である巴役だなと思っていましたが、有村架純さんがどこか陰のある悲しい巴をしっかりと演じており、その繊細さが素晴らしいです。最終章The Finalの中でも巴が亡くなってしまう最期は描かれており、ある意味ネタバレしている映画ではあるので、剣心と巴がいかに距離を縮めていくのかが見どころです。また、高橋一生さんが演じる桂小五郎さんがかっこよくて大人の色気が満載なところに惚れ惚れしてしまいます。剣心がいかに人斬りになり、どんな気持ちで明治の時代を生きているのか、というところにもつながっています。
• るろうに剣心最終章TheBeginningはアニメ「追憶編」。漫画での「過去編」と言われる箇所で、まずこの映画を観て佐藤健さんの「演技力」にすごく驚きました。この章では剣心が人斬り抜刀歳と描かれています。別の章を演じた佐藤さんは戦うシーンでも「カッコいい」という感じだったんですけど、この映画の序盤の佐藤さん「怖い」という印象です。維新志士として幕府の役人を斬る時はなんの感情の起伏もなく斬っており、剣心の「闇」として部分をとてもよく表現されていました。あと一番の見どころはラストシーンです！映画の最後シーン、鳥羽伏見の戦争が終わったシーンですが、剣心が斎藤一に声をかけられても、刀を地面に突き刺し何も言わず立ち去っていくシーンで終わります。これはるろうに剣心実写映画第一作目の最初シーンと同じ場面です！この後に第一作目に繋がることの暗示と剣心が不殺を誓ったシーンでもあります！とても良かったです！
• これまでの映画版るろうに剣心シリーズが未来に向かっていく作品であったのに対して、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は過去に焦点をあてた作品です。見どころは主人公の緋村剣心が人斬り抜刀斎から流浪人に何故なったのか、頬にある十字傷は誰がつけたものなのか、その答えが分かるストーリーにあります。そして映像美についても注目して頂きたいです。物語の終盤に雪の降る山中での戦いがありますが、その最後のシーンでの緋村剣心と雪代巴は息をのむほど綺麗に表現されています。このように作品のクオリティーの高さはもちろん、原作の再現性の高さをとっても、映画として非常に完成度の高い作品だと言えます。ストーリー性を重視する方にはおススメできる作品です。