「護られなかった者たちへ」の最新動画配信情報！Netflix・アマプラ・Huluどこで見れる？

東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置されて餓死させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。被害者はいずれも、誰もが慕う人格者だった。刑事の笘篠は、別の事件で服役し、刑期を終えて出所したばかりの利根を追い詰めていくが…。

引用:U-NEXT

• 映画『護られなかった者たちへ』は、役者の演技が光る、考えさせられる映画でした。キャスト発表時から公開を楽しみに待っていた映画だったので、公開初日の初回に行きました。原作のある作品ですが、未読だったため、あえて事前に読まずに行ってみました。東日本大震災や生活保護がテーマの重い映画ですが、日本の福祉制度について知っているつもりで、目を向けてこなかった部分が表現されていて、社会について考えるきっかけになりました。特に主演の佐藤健さんの演技が素晴らしく、目の力や箸の持ち方ひとつとっても、利根という人物が実際にそこに生きているようでした。内容としては、ミスリードを誘うような場面もありますし、最後は意外が展開が待っているので、ミステリ作品としても魅力的な映画でした。自分自身がその環境に置かれたら、どう行動するか、観に行った人それぞれの答えを見つけてほしいです。
• 東日本大震災の傷も癒えない被災地での生活保護の問題を大きく描いていて考えさせられます。餓死による変死事件が続き、捜査する笘篠は、進むにつれて、いろんな思いが出てきてしまいます。容疑者である、佐藤健さん演じる利根の深い悲しみの表情が素晴らしいです。震災と生活保護、全く別の問題ではあるのですが、人々の生活が苦しいことには震災の影響は少なくありません。原作とはかなり変えているところがあるのですが、約2時間の映画にするためには、テーマがはっきりしてよかったのかなと思います。原作者も、映画と小説は違うと話しているとおり、原作を読んでいても存分に楽しめます。清原果耶さんの演技が素晴らしくて、感動しました。心が揺さぶられて号泣してしまいましたが、鑑賞後は生活保護問題に関心を持ったりして、社会にも注目していこうと思うようになります。
• 瀬々監督作品ラブなので『護られなかった者たちへ』もかなり期待大で見に行きました。震災・孤児・生活保護、そして殺人…と1つだけでもかなり重みのあるテーマが複数含まれている今作は、やはりそれ相応の暗さは感じましたが、同時に”家族愛”を超越した”人間愛”を感じ、見終わった後は身体の末端が痺れるくらいの疲労感とそれを凌駕する満足感に包まれました。不思議な感覚になる映画でした。キャストの皆さん、本当に演技が素晴らしくて痛いほどのリアルさを感じ、何度も涙しました。特に佐藤健さんの目力に恐ろしさを感じました。イケメン役が多い人なのかな、という印象を勝手ながら持っていたので、彼のバケモノ級の演技力に衝撃を受けました。重くて辛いテーマですが、また見たくなるほどの素晴らしいクオリティーを持った作品です。