ルパン三世 ルパンVS複製人間はNetflixで見れる？フル動画無料視聴方法まとめ

ルパン三世／山田康雄
峰 不二子／増山江威子
次元 大介／小林清志
石川 五右ェ門／井上真樹夫
銭形警部／納谷悟朗
マモー／西村晃
スタッキー／大平透
ゴードン／柴田秀勝
フリンチ／飯塚昭三
警視総監／富田耕生
科学者／村越伊知郎
マモーの不良品／西村晃
職員／嶋俊介
警官／宮下勝
エジプト警察署長／三波春夫
大統領／赤塚不二夫
書記長／梶原一騎

監督／吉川惣司
原作／モンキー・パンチ
アニメーション制作／東京ムービー新社
音楽／大野雄二
脚本／大和屋竺、吉川惣司
製作／藤岡豊

ルパンの処刑を聞き、遺体が眠る場所へと駆けつけた銭形。ところが、死んだルパンは偽者であり、本物のルパンが姿を現したことで、再び逮捕を決意する。ルパンの次の目標はピラミッドに眠る賢者の石。上手く盗み出すが、その日を境に、何者かに命を狙われる。

引用:U-NEXT

• 【ルパンが死刑になった。そんな始まりの極上エンターテイメント作品】
  ルパン三世シリーズとして、最初の劇場公開用長編アニメーション作品です。ルパンのテレビシリーズは長期にわたって制作されていたため、様々なバージョンが存在しています。そもそも原作者のモンキーパンチさんが標榜したルパン三世というキャラクターは、言ってみれば不良でアウトローでした。しかしそれをそのままアニメ化すると、大人っぽ過ぎたのか、アニメのターゲット層である子供からの人気が出なかった。そこでテレビ版は面白おかしいルパン一味を作った。が、制作陣いは不満が残り、大人のルパンを取り戻そうと制作されたのが、この劇場版ルパン三世でした。クローンをテーマに、冒頭でルパン三世が死刑にされてしまうというショッキングなシーンからスタートし、そこから、自分が人類を歴史の陰から操ってきたと言う怪人マモーとの戦いが描かれます。ルパンと次元との関係、不二子との関係も含めて、確かに大人のルパンが描かれていて、こちらもエンターテイメント作品としては傑作です。
• 【神にも等しい強敵と戦うルパンがカッコ良かった】
  最初から凄かったです。ルパンの死刑から始まるのですから。これは偽物だったわけですが、警察すら本物と間違ってしまうレベルの偽物を作れる勢力がルパンを狙っているのか？と驚愕しました。その後話が進んでいくと、国家レベルの話になっていきます。敵のボスであるマモーは多数のミサイルを所持しており、マモー個人で世界と渡り合える軍事力を持っていたのです。もしルパンが負けていたら、世界は文字通りマモーの物になっていたのですから大した敵です。さらにマモーは複製人間技術を完成させていました。これも凄いです。今ならともかく、見た当時はコピーやクローンなんて知らないって人も多かった時代ですから。そんな強敵相手に心が折れないルパンも凄かったですね。次元や五右衛門もこれは相手が不味いと感じ、戦うのに反対しました。結果ルパンは単身マモーの本拠地へ乗り込む事に。今回はさすがのルパンでも無理では？と感じたものです。そしてラストの展開が凄すぎました。炎に身体を焼かれながら、不二子に詰め寄るマモーの姿が子供心にどれだけ恐ろしかったか。この作品を見てからしばらくは悪夢にうなされたものです。
• 【有名な絵画が出るシーンを見つけて見ましょう】
  １万年もの歳月を生きて自分は神だと言っていたマモーがルパンの頭の中の意識を見て「何とゆう事だルパンは夢を見ない、空間、虚無。それは白痴の、あるいは神の意識に他ならない」と言って驚いていましたが、これはマモーは今までは自分が神だと思いながら生きていたのですがルパンの事を自分よりも本当の神のように思ってしまったので殺そうとし始めたようで、１万年も生きてきてその間にマモーの言うように、夢を見ない頭の中が空っぽの人に会わなかったのかと思い少し笑ってしまいました。あとこの作品に出てくるシーンに有名な絵画がモチーフになっている場面があり、ダリの作品のぐにゃぐにゃの時計やパルテノン神殿など他にもたくさん描かれているので、その観点の味方も見つけた時に楽しいです。
• 【クローン技術の悪用に挑むルパン三世】
  小学生の頃の夏休みの昼間にテレビで放送していたのを思い出しました。不二子のベッドにダイブするルパンのシーンや、処刑されたルパンがクローンかどうか、マモーのクローンが大量に培養されているのをルパンが見つけるシーンなどから、大人やもう少し大きな子ども向けなのだろうと思いました。でも、マモーがクローン技術を使って世界を操っていたという話は理解できましたし、本物のマモーは脳ミソだけになっていて、ロケットで地球から脱出を図ることにゾクゾクしました。ルパンの仕掛けた爆弾で死んだ時に、ルパンが、感謝しろよ、やっと死ねたんだからな、と言ったのがカッコよかったです。自分の中ではカリオストロと並ぶ傑作だと思っています。
• 【ルパン映画史上最も不気味な敵・マモー】
  ルパン三世の劇場版映画第1作となった「ルパンVS複製人間」は1978年の公開ということで40年以上前の作品にも関わらず今見てもそのコミカルなキャラクターたちとシリアスな展開の魅力が詰まっていて新鮮に楽しめます。そして、今作に関しては悪役「マモー」の魅力が大きいと思います。自身の理想である完全なる不老不死を実現するために手段を選ばずに自分の思うがままに操り、世界を手中に収めようとする彼はルパンの映画シリーズでも特に手強い相手だったと思います。そして、その不気味なルックスや喋り方も独特で気持ち悪いけどなぜか惹かれてしまうキャラクターです。映画「ファントムオブパラダイス」の悪役スワンがモデルになったということで独特のカリスマ性も感じます。マモーのキャラクターだけでも観る価値がある映画です。
• 【ルパン三世の歴代最強の敵？！】
  まず今回の敵となるマモーは1万年の時を生き続け歴史を裏から操り大富豪で科学者でもあり更に超能力を使用したりするなど歴代の敵の中でもかなりの強敵（ルパン史上でも1、2を争う）となっています。そんなマモーは不老不死になる為にクローン技術を使用します。マモーは完全な不老不死になるのに必要な賢者の石を手に入れる為にルパンを利用するが、この賢者の石を求めてルパンと対立し敵対関係になります。一度はマモーを倒すのですが倒したはずのマモーが現れ不二子を攫い再びルパンとの対決が始まります。ルパンは不二子の救出とマモーとの決着をつける為にマモーの本拠地に行きます。そこでマモーのクローン軍団との戦い、そしてラストに現れるオリジナルのマモーには誰もが驚愕します。
• 【人間VSクローン人間の戦い】
  ルパン三世「ルパンVS複製人間（映画）」は、モンキー・パンチ原作アニメ「ルパン三世」の劇場映画第1作になっています。ルパン三世、峰不二子、次元大介、石川五ェ門、銭形幸一といった中心人物に加え神と名乗る正体不明な「マモー」との、賢者の石を巡って争奪戦が描かれています。「マモー」は、自身を1万年前から複製し続けた複製人間（クローン）です。マモーは、ルパン三世を使って賢者の石を手に入れようとしたがルパン三世が偽物を渡したことでルパン三世から賢者の石を奪うことを決めたのです。また、マモーは、賢者の石を奪って峰不二子と共に永遠の命を手に入れようとします。その後ルパン三世は、マモーの本拠地に侵入し対決に挑みます。ルパン三世が作った核ミサイルで本拠地の破壊し峰不二子を救出に成功します。戦いによって、マモーは自分のクローンを失ってロケットで逃げようとするがルパン三世によって阻止され、最期になったのです。
• 【SF的な要素が強く、テーマが壮大】
  この作品の良かったところは、いつものルパンシリーズよりもSF的な要素が強めで話のスケールも大きく感じられたところです。特に今回の敵にあたるマモーという人物は今までの敵よりもミステリアスで、何をしでかすか分からない不気味な感じがありました。ルパンシリーズでお馴染みのコミカルな雰囲気もありますが、結構シリアスな展開が多くて大人向けなのかなという感じもします。あとはいつも色仕掛けで魔性の女という雰囲気のあった不二子ちゃんが、今回はかなり悪よりの立場になっているので、そういう部分も結構新鮮だったと思います。クローンや人体実験など、生命の倫理観について考えさせられるシーンが多いのもこの作品の特徴だと思いました。