ドラマ「岸部露伴は動かない」のフル動画無料視聴する方法！Netflixで配信されてる？

ヘブンズ・ドアー！ 今、心の扉は開かれる―― 「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした荒木飛呂彦の同名傑作漫画を映像化！高橋一生演じる漫画家の岸辺露伴が、遭遇する奇妙な事件に、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿を描く！

引用:NHK「岸辺露伴は動かない」公式サイト

• 【置き換えられる恐怖への欲求】
  あの単語は一度しか使いません。次の文章で記載する「さすせそ」という単語を【くしゃがら】に置き換えて、心の中でお読みください。「さすせそ」。非常に危険な単語です。もし、ご自身の精神に傷を負いたくないのであれば、今すぐ読むのをやめてください。志士十五（未来）が編集者から受け取った禁止用語の単語「さすせそ」がすべての始まりです。元々、知らない単語ですので十五が使う事はありえなかったのですが、十五の知りたい欲求を「さすせそ」は刺激しました。十五は露伴に会い「さすせそ」の真相を聞き出そうとします。その狂った態度に恐怖を見た露伴（一生）はスタンド（ヘブンズドアー）を使い、十五の構成を覗き見ます。そこには、袋とじ（見れないページ）の中でモゴモゴしている何かでした。そのモゴモゴに危険を感じ取った露伴は「さすせそ」を使わない文章で、十五自身を救い出すことに成功。スッポリ1ヶ月間を抜き取られた十五と露伴は漫画家の同僚として普段の生活を取り戻します。そして露伴は自身が「さすせそ」を忘れようと誓うのでした。追伸「さすせそ」は「し」が無い、つまり無視してほしいという意味です。読者が悪魔に取りつかれませんように。
• 【独特の世界観のホラーミステリー】
  ジョジョの作者と同じ方の漫画原作のドラマ化作品です。原作を読んだことはないのですが髪型や服などに漫画っぽい雰囲気があるので苦手な人もいるかもしれません。私は二年前と昨年末の両方観ていますがどちらも楽しめました。少し暗めでおどろおどろしい雰囲気やキャストの皆さんの独特な雰囲気の衣装やセットが好みです。主演の高橋一生さんの熱を感じ内容な演技と飯豊まりえさんの演じる編集者のあっけらかんとした人間味のある演技の対比が面白いです。主演の高橋一生さんはもちろんですが飯豊まりえさん、欠かせない役です。このシリーズで特に好きで怖かったのが2020年に放送された第二話くしゃがら。森山未來さんの鬼気迫る演技が本当に怖かったです。衣装も森山さんに合っていてよかったです。2021年放送の六話六壁坂も内田理央さんの狂った感じが怖くてよかったです。また今年の年末も新しいシリーズが放送されるのか楽しみです。
• 【ホラーほど怖くはなく、怖いストーリーを楽しめる】
  岸辺露伴という人物が、特殊能力（人の人生を本にして読める）を持っているというところが現実離れしているものの、ストーリーの中では不自然なく進行していくので面白いです。岸辺露伴役の高橋一生さんもハマり役ですが、泉京香役の飯豊まりえさんもとても役にはまっていると思います。泉京香というキャラクターは、ストーリーの中で不気味な出来事がやってきてもそのダークさに引っ張られることがなく、能天気に見えるものの見ていてホッとするキャラクターというか、特殊能力を持っていなさそうな感じがするものの、本人が知らぬ間に困難をクリアしている不思議な感じが面白いです。あと、岸辺露伴が毎回出会う不気味な事象をどういった風に立ち向かっていくのかというところも楽しみです。
• 【岸辺露伴のヘブンズドアーでも対応出来ない強敵の存在が良かった】
  岸部露伴はヘブンズドアーというスタンドを使い、普通の人間だと岸部露伴に敵うものはありません。しかしこのドラマだと、岸部露伴ですらどうにも出来ない相手が多くて面白かったです。力業の真っ向勝負だとまったく敵わず、岸部露伴が策を用いて相手をやり込めるという所に爽快感を覚えました。印象に残ったのは、「背中の正面」というエピソードです。これは冒頭から凄かったですね。訪問者の乙雅三の動きが独特でした。背中を見られないよう動く様が異様でした。好奇心旺盛な岸部露伴は背中を見てしまうのですが、すると今度は岸部露伴にそれがとりつきます。スタンドでもどうにもならないし、これは絶体絶命！と感じたものです。しかし最後はこの世ならざるものの力を利用して勝利。スタンドではなく、他の力を利用して逆転劇を決めた岸部露伴がカッコ良すぎました。
• 【ミステリー好きは楽しめます】
  人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品である「岸辺露伴は動かない」は第4部の登場人物である岸辺露伴が体験した奇妙な出来事を述べたミステリー作品です。漫画家である岸辺露伴は作品にリアリティを追求し過ぎるが故に、常人では考えられないほど実体験というものに執着をします。題材であるものの事を理解するために時にはクモを舐めることも。そんなジョジョ作品の中でも随一の変態である岸辺露伴の周りで起こった俄かにも信じがたい出来事が主体の今作品を高橋一生が演じています。ジョジョといえばアクション漫画を想像しますが、この作品は原作を知らない人やスタンド能力や原理がよく分からないという方でも全然楽しめます。また原作ファンで実写化に抵抗のある方でも、スタンドを具現化させていない演出はジョジョとしてではなく荒木飛呂彦作のミステリー小説として解釈すれば全く違和感はなく、高橋一生さんの演技もジョジョ特有の喋りや演技を似せにいってない良い意味で新しい岸辺露伴でした。