ジブリ作品の思い出のマーニー。
作中主人公、杏奈の目の色が青みがかった色をしていることに気がつきます。杏奈はハーフ?もしくはクォーター?
原作のイギリスの児童文学と『借りぐらしのアリエッテイ』でも監督を勤められた米林宏昌さんのお話しから考察します。
思い出のマーニー・杏奈はクォーター?
『思い出のマーニー』はもともとイギリスの児童文学です。
このイギリス児童文学の『思い出のマーニー』を監督の米林宏昌さんは、宮崎駿監督が勧めているため、映画化してみないかと鈴木さんから打診があったそう。
ジブリ映画化する際に舞台をイギリスから日本の北海道に置きかえられているため正確な国籍がわかりません。そのため、以下の説が考えられます。
- マーニーがイギリス人で孫の杏奈はクォーター
- マーニーがイギリス人のハーフで杏奈はクォーターの子供
マーニーがイギリス人で孫の杏奈はクォーター
一つ目の考察ですが、杏奈の祖母であるマーニーがイギリス人。
マーニーは日本人である和彦と結婚しています。
二人の間には絵美里という娘(杏奈の母)が生まれます。絵美里はハーフと言うことになりますね。
絵美里が結婚した相手について描写がありませんが、その相手(杏奈の父)が日本人だとすると杏奈はクォーターと言うことになります。
マーニーがイギリス人のハーフで杏奈はクォーターの子供
一つ目の説で、杏奈はクォーターの可能性を考察しましたが、本編を見ていると少し引っかかる点が。それはマーニーの母親の描写です。
声 – 甲斐田裕子
日本人らしき黒髪黒眼のモダンな婦人。マーニーの育児をばあや達に任せ、旅行等の遊行にふけっている。和彦の死去時には既に故人。
声 – 戸次重幸
金髪碧眼の外国人の紳士で湿っ地屋敷の主人。仕事で家をほとんど空けている。マーニーのキノコの知識は彼からのもの。和彦の死去時には既に故人。
映画本編で、マーニーの母親の描写は日本人のようです。
そのためマーニーがハーフで、娘の絵美里がクォーター。杏奈はクォーターの娘ということになります。
上記、ふたつの説から、杏奈はクォーターの娘(ワンエイス)である可能性が高いと思われます。
ハーフ説と目の色から考察
ハーフ説やクォーター説とありますが、上記の通り、杏奈はワンエイスという設定ではないかと考察します。
ハーフ説があるのは原作ではイギリスが舞台であるためだと思われます。
原作の表現の中では、
エズミ(マーニーとエドワードの一人娘)の相手は、相手は真っ黒な髪に黒い目をしたハンサムだが責任感のない男性と、スペイン人ではないかと思われる表現があります。ちなみに、このスペイン人男性とはアンナが生まれてすぐに離婚しています。そして別の人と結婚しています。しかし、その結婚旅行で交通事故にあいなくなっています。
このことからアンナのお父さんはスペイン人だと思われます。そのため、原作でのアンナはイギリス人とスペイン人のハーフということになります。
しかし、ジブリ映画では日本を舞台に置き換えたため、マーニーの母親を日本人という設定に置き換えマーニーが日本の北海道の湿っ地屋敷にいても自然に思える設定にしたのではないでしょうか。
まとめ
以上、杏奈はハーフ?クォーター?について考察しました。
原作でのアンナはイギリス人とスペイン人のハーフ。
ジブリ作品での杏奈はイギリス人と日本人のワンエイス。
原作と舞台の違いによって、差異がありますが、ジブリ作品としての『思い出のマーニー』の杏奈はイギリスと日本のワンエイスと考察しました。
コメント