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魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。
家族全員が家から与えられた“魔法のギフト（才能）”を持つ中で、少女ミラベルだけ何の魔法も使えなかった。

ある日、彼女は家に大きな”亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。 残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。

なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか？
そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…？

「ミラベルと魔法だらけの家」公式サイト

• 家族間でも許しあうことがあってこそ幸せを勝ち取れるということがよく判った秀逸な作品です。ミラベルと魔法だらけの家のヒロインは、極普通の女性である意味どこでもいそうなイメージです。であるがゆえに、ヒロインに感情移入しやすいと言えるかもしれません。この作品はそれほど長くないので、シンプルに作り込まれている気がします。家族が崩壊して行く中で、どうやって修復して行くかがこの作品の見どころですが、その修復する力は、もともとヒロインが持ち合わせていました。人間にとっての最高のギフトは何かということで、最後には魔法ではなくて人間の優しさであるということが判ります。家族や家が崩壊しても、相手を許す愛があれば、また立て直せるというテーマに感動しました。
• ディズニー・ミュージカルアニメーション、というよりは音楽の多さや、展開などがミュージカル舞台のような雰囲気です。なんとなくイン・ザ・ハイツと似ている、と思ったら、なんと作曲家が同じだそうです。正直、冒頭からずっとら泣いていました。劣等感をめちゃくちゃ刺激してくる内容ですが、辛いわけではなく、共感と救いをもたらします。中盤から、ギフトを持つ側の苦しみも見えてくるにつれ、SNS時代のメッセージなのではとも感じました。SNSを見ていると、「私以外みんな特別なの…？」という気持ちになるけど、キラキラしている側もきっと「キラキラし続けなきゃいけない」苦労があるでしょう。そんなSNSストレス時代に対するメッセージが裏テーマだと感じました。音楽はどれも最高で、本当に聞いただけで泣けます。鑑賞後、Appleミュージックでダウンロードして何度も聞いてしまいました。
• 主人公のミラベルは、マドリガル家という一人一人が個性を持った魔法の才能を与えられるちょっと変わった家族の子供です。　南米コロンビアが舞台で、ミュージカル調の映画で、大人から子供まで楽しめる内容の映画でした。ディズニーらしいストーリーで音楽もラテンで陽気でリメンバーミーに近い雰囲気です。魔法の力は、ミラベルのおばあちゃんが授かったもので、おばあちゃんもその伝統を完璧に引き継いでいきたいけど、ミラベルには引き継げなかったことや、他の兄弟みんなも地域のために、おばあちゃんのために無理をしていたことがわかったことが、子育て中のお母さんに響く内容だなと思いました。おばあちゃんも辛いし、家族みんなも辛い状態だったんだと思います。それを魔法の力を無しにミラベルが団結させた最後は泣けるストーリーです。
• 『ミラベルと魔法だらけの家』は、魔法の家カシータの危機に一人だけ魔法が使えないことがコンプレックスの主人公ミラベルが立ち上がる冒険を描いた作品で家族で楽しめる作品になっています。魔法が使えないことが長年のコンプレックスで孤独を抱えていた彼女が葛藤の末、問題に立ち向かっていくのですが、その真っ直ぐな彼女の姿は周りのみんなも変えていきます。自分のコンプレックスや苦手なことを見つけたとき、多くの場合は目を背けたくなりますが、この映画を観てると弱さを受け入れて努力する事の大切さをあらためて感じる事ができます。ミュージカルの要素も取り入れながら、展開していくディズニーらしい後味の良い爽やかな作品で、大人も子供も思わず涙が出てしまうこと間違いなしです。
• 魔法が使えないミラベルがヒロインですが、魔法が使えることの弊害？についても描かれいたり、家族のそれぞれの秘めた悩みも明らかになっていくので見ごたえがある作品です。想いが現実に投影される形で進んでいくので単なるファンタジーよりも奥深さも感じるので大人でも十分に楽しめます。また音楽や映像のクオリティーも美しく非日常感を味わわせてくれるでしょう。眼鏡をかけているミラベルが表すものも最後まで見るとわかってくるので、実は彼女の持っている魔法とは？を考えながら見るのもおすすめです。女性の家族が多いので華やかで魅力的なキャラクターに家族のそれぞれを思い浮かべながら見るのも楽しいかも。アルマおばあちゃんが随所で味わいのある存在感を放っているのも見どころです。
• 「ミラベルと魔法だらけの家」は普通のアニメではなく、より臨場感を味わうことができるコンピュータアニメーション映画です。舞台は南米コロンビアの奥地に建っているある家です。「ギフト」と呼ばれる不思議な魔法の力を持ったマドリガル家の子供たちは、それぞれが様々な特殊能力を持っていましたが、その中でただ1人「ギフト」を持っていない子供ミラベル・マドリガルが後に起こる家族の危機を救う救世主となります。『塔の上のラプンツェル』や『ズートピア』のバイロン・ハワードと『ズートピア』のジャレド・ブッシュによる共同監督作品である本作は、ステファニー・ベアトリスを始めとした豪華な出演者たちにも大注目です。ミラベル一家の住む大自然の美しさや、心奪われる不思議な魔法の数々、またこだわりの楽曲や映像美などディズニー映画の神髄を楽しむことができる作品です。