細田守監督の作品「未来のミライ」。
くんちゃんの妹「ミライ」ですが、右手の目立つ場所に「あざ」があります。
今回はその「痣」の意味やミライちゃんにしかない理由について紹介します。
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未来のミライ・右手のあざの意味は?
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未来のミライ、久々のクソ映画。終始、クンちゃんにはイライラさせられっぱなし、結局クソ高校生に育ったわけで。だからなんだよ、しか感想ねーわ。ミライちゃんの手の痣ぐらいの回収すらしないから、あの娘がもはやヒロインすらにもならない。間抜けな父さん頑張りましたって題名にタイトルに変えろ
— カヲル (@kaworu007) 2018年7月25日
あとミライちゃんの痣、くんちゃんが未来のミライちゃんだと気づく以外に存在意義が大してなかったのかわいそう
— ハ°ンフ予約と消しゴム (@0502_iraka) 2018年7月30日
遅れながらAmazonVideoにて「未来のミライ」を視聴。
よかった。
個人的には「バケモノの子」「おおかみ子供」とかよりは面白かった気がする。
くんちゃんが未来や過去へ行き、成長していくって言う繋がりを持った短編集的な感じだった。
未来ちゃんの痣にはふれないのねって思ったりはしたけど。— しょーうん@I LOVE YOU 3000. (@PyclN7WsXfM8ly3) 2019年2月11日
未来のミライ、痣の意味最後までわからんかったな…
— うどまる (@udomarusan) 2018年7月30日
ミライちゃんの右手には生まれつき痣があるという設定です。
兄であるくんちゃんが赤ちゃんのミライちゃんの手のひらを初めて覗き込んだ時には既についていたものでした。
お母さんや他の大人たちはその痣について「将来ミライちゃんが気にしないか」と心配する様子を見せていました。
他のアニメ作品であれば、特定の痣がある場合、必ず何かしらの伏線が隠されています。特殊な能力をもっていたり、王家の血を継ぐなど、重要な事が大半です。
しかし、未来のミライでは作中では伏線を回収するエピソードは登場しませんでした。
よって、ミライちゃんの痣の意味として考えられるのは、くんちゃんが未来のミライちゃんを見分けられるためにつけられた設定だけという事になります。
くんちゃんは赤ちゃんの時のミライちゃんの痣の事を知っており、その後に制服姿でやってきた未来のミライちゃんを見て「もしかして未来のミライちゃん?」と気づくシーンがあります。
さすがに高校生くらいになっていると赤ちゃんの面影はないと思うので、明確にミライちゃんと判別する事ができる材料で痣があったと思われます。
また、物語クライマックスのシーンでも、謎の世界で迷子になったくんちゃんは痣のついた赤ちゃん、つまりミライちゃんを見つけて守ろうとしており、その後に痣を見て未来のミライちゃんが来てくれたことを判別していました。
ミライちゃんと判別する以外の意味はないと思います。
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ミライちゃんにしかない理由について
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未来のミライについて考えていた。
あれはハンディキャップの物語。
長子に生まれた者のハンデ。注目が他者に奪われる嫉妬。
女の子にとって痣は傷物扱い。だから雛人形にこだわった。
共働きの育児のハンデ。曾祖父の戦争で身体に障害を負った引け目。
自分の両親の名前も言えない幼さゆえの危うさ。— きっちょもん (@ii_a_un) 2018年8月3日
『未来のミライ』観賞。いやあ・・・何とも奇怪な映画だった。物語展開が非常に散文的で、描写にかける時間の比重もどこかおかしい(特に雛人形のくだりが異様に丹念)。でもそれってまたにくんちゃんのような幼児の時間感覚だよなーと納得してしまったり。必然的なヘンテコさでした。
— 絵樟 (@EX5551) 2018年7月23日
一方で、今作「未来のミライ」は酷評される事が多いのですが、細田守監督が視聴者側に伝えたかった内容・設定があるのではないかという説もあります。
本編では、未来からきたミライちゃんが、雛人形を片付けていない事に言及するシーンがあります。
雛人形を期間内に片付けないとお嫁にいけないという迷信があります。
その事と、痣がある=傷物。と掛けているのではないかという説もあります。
普通に見ていては、ここまで考察する事が出来ないのですが、あらゆる場面で断片的に設定を散りばめ、それぞれにメッセージを込められているのではないでしょうか。
その事が伝わりにくいため酷評されてしまった要因の一つでもあります。
よって、ミライちゃんの痣は、視聴者側で解釈を求めていると考察します。
まとめ
今回は未来のミライでミライちゃんの右手にある痣の意味と理由について考察しました。
放映当時もあざについての回収がなかったため、かなり批判されたようです。
しかし、何度も今作を見返していき、監督が伝えたい事をそれぞれで考察してみるのとまた違った楽しみ方ができます。
個人的には、過去作に引けをとらない作品だと思うのでおすすめです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
痣については、先天性だと作中で説明されていますよ。
有名人にもいますよね。稲葉さんとか。
批判の記事は呼んだことないですが、「一日一年」などと、雛人形の片づけに拘るのも、痣の所為で行き遅れの無い様に願をかけているのでしょう。
作中に流れる「幸せに育ってほしい」という思いに帰結していますので、回収されていないなどという批判は当たらないでしょう。
重い病気や障害でないと不幸認定できない人たちがいるのでしょうかね。
タイトルにあるキャラクタがヒロインでなければならない訳もありません。「もののけ姫」の主役は「もののけ姫(サン)」ではなく「アシタカ」ですよ。「未来のミライ」の主役は「くんちゃん」でしょう。
この映画は何度見ても、大学受験の失敗を機に引きこもった兄(20歳)の妄想話の様に感じてしまう。
→自分もかつては両親の愛を独り占めしていた時期があったと自己納得したいが為の犬の気持ち。
→「未来からタイムスリップしてきた妹」と雛飾り片付け。
→自分がダメなのは母親の遺伝。
→父性欠如を補う為の若き祖父とのふれあい。
→引きこもる前の高校生だった自分から叱咤。
→かろうじて「妹の兄」というアイデンティティで闇落ちを阻止。
両親の愛不足の子供は「良い子」になろうと努力する一方、トラブルや挫折をきっかけにして「自分を無くしてしまう」という反面教師家族映画。