空の青さを知る人よ・なぜ「しんの」はお堂から出れない?理由やギターとの関係についても

「空の青さを知る人よ」が公開となりました。今回の記事はネタバレになるので、ご了承ください。

過去からやってきた金室慎之介の過去の姿である「しんの」が現れるのですが、あおいや過去に慎之介も練習をしていたお堂から結界のようなものがあり、外へ出ることができません。

なぜ、しんのはお堂から出ることができないのでしょうか?また、ギターとの関係についても考察していきます。

目次

空の青さを知る人よ(空青)なぜ「しんの」はお堂から出れない?理由は?

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本作のメインキャラクターとなる「しんの」はかつてのあかねの恋人であった金室慎之介の13年前の姿で登場します。

そして、しんの本人もまるで寝て起きただけのような状態で、高校生になったあおいと出会います。自分でも状況を把握できていません。しかし、楽観的な性格で適応していきます。

その後、物語は進んで行くのですが、しんのは終盤までバンド練習をしていたお堂から見えない透明な壁・結界のようなもので一歩も外へ出ることができません。

そこで、なぜしんのはお堂から外へ出ることが出来なかったのか?疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

その理由は、金室慎之介自身が13年前の自分「しんの」に憧れを抱き続けている、または後悔を残していると考察します。

そして、しんのがお堂を出ることが出来ない理由は、金室慎之介がかつて使用していたギターに深く関係していると思われます。

「しんの」とギターの関係や弦が切れた意味について

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作中では、東京に上京してから、全く帰省したことがなかった金室慎之介が演歌歌手のバックバンドとして帰って来ます。

そして、自宅らしきシーンで押入れから、一生使わないと言わんばかりにガムテープで硬く固定したハードケースを取り出します。そして、ケースを開け赤いGibsonのファイヤーバードを取り出します。

その瞬間、「しんの」が現界したと考えられます。

このハードケースに入れたギターこそ、金室慎之介が13年前に押し潰し殺した想いだったと考察します。

その想いとはあかねに対する気持ちや、音楽に向きあう情熱だったのではないでしょうか。あかねがいる事前提で上京するつもりだった事も大きく関係していると思います。

そんな想いを全てをギターに詰め込んでしまったため、帰省した金室慎之介はどこか抜け殻のような、冷たい印象になっていたのもそのせいだと思います。

そして、物語終盤では、土砂崩れで生き埋めになってしまったあかねを助けるために、金室慎之介・あおい・しんのでお堂の前で気持ちをぶつけ合うシーンがあります。

その時、しんのが13年後の自分の姿を見て、叱咤激励します。そこで、しんのは無理矢理ではあるものの、お堂の結界を突破します。また、結界から出ようとすると、ギターの弦が震えだし、弾け切れると同時に外へ飛び出します。

この弦が切れた意味は、現界した「しんの」が今の金室慎之介やそれを取り巻く環境を過去の自分から解き放ったことを意味しています。

弦については、物語の序盤、退屈だと言っていた「しんの」に対し、あおいが弦を買ってくると言います。

しかし、その時「しんの」は断ります。

この事からすると、もしかすると初めから自分がなぜ13年後にやって来たのか知っていたのではないかと考えることもできます。

何れにせよ、赤いGibsonのファイヤーバードこそ、「しんの」そのもの、青春の全てが詰まったものになると思って間違いないでしょう。

まとめ

今回は空の青さを知る人よ・なぜ「しんの」はお堂から出れないのか、理由やギターとの関係について考察していきました。

本作は不思議な設定ではあるのものの、非常に綺麗にまとめられた作品だと思いました。

一人一人のキャラクターの視点で見ていくと、全然違った見方になると思います。是非、劇場へ足を運んで確認してみましょう!

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