【ラプンツェル】ゴーテルの最後は?正体とかわいそうな過去を考察

ディズニー映画、2010年の作品【塔の上のラプンツェル】

続編の映画やアニメも「ラプンツェル・ザ・シリーズ」として現在も放送されています。

今回は、ラプンツェルの育ての親ゴーテルの最後と、かわいそうな過去について考察していきます。

目次

【塔の上のラプンツェル】ゴーテルの最後は?

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ゴーテルは、本来の姿は400歳の老婆です。

ラプンツェルが「どんな病気も治す金色の花」の力を宿して生まれてきてからは、ラプンツェルを誘拐して塔の中に閉じ込めてその力を独占し、美貌を保っていました。

外の世界がどんなに恐ろしく、ラプンツェルがいかに無力かを言い含めており、外の世界にはいかない方がいいと思い込ませています。

ラプンツェルには自分が娘をどんなに大事に思っているか、都合よく言葉巧みに信じ込ませています。

しかし、物語終盤で自分が王女だと思い出したラプンツェルを監禁しようとしていたところ、ラプンツェルを助けにきたユージーンにラプンツェルの髪の毛を切り落とされてしまいます。

ラプンツェルの髪の毛の力がなくなり、魔法が解けた事により保ってきた若さと美貌を失ってしまいます。

また、パスカルの機転で塔から転落し、灰となって消滅してしまいました

ゴーテルが魔法を使えないのは、彼女の過去に理由があるようです。

ゴーテルの過去を知ると、この映画の見方が少し変わってくるかもしれません。

ゴーテルの正体とかわいそうな過去

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みんなが知らない塔の上のラプンツェル-ゴーテルママはいちばんの味方-」というゴーテル目線で「塔の上のラプンツェル」が描かれる小説があります。その中でゴーテルの幼少期が描かれています。

ゴーテルの家族

ゴーテルは、母と三つ子の姉妹と魔法のバラで囲まれた、生きている者と魔女しか入れない森に住んでいました。

ゴーテルの家族

母親:マネア・・・死者の女王と呼ばれる魔女

長女:ヘーゼル・・・青の目と銀髪の内気で優しい女の子

次女:プリムローズ・・・緑の目と鮮やかな赤毛の元気な子

三女:ゴーテル・・・大きな黒い目と豊かな黒髪の理知的な子

母のマネアは、金色の魔法の花(金の花)により永遠の若さを保っていました。

魔女の世界では、そっくりの三つ子は神々に愛され、魔力も数倍になるとされていました。

しかし、ゴーテル達は姿や性格が全く違うため、できそこないだと思われていました。

母親のマネアは、一日の大半を地下室で魔術に没頭してゴーテル達をほったらかしにしていました。

ゴーテルは姉たちが大好きな優しい女の子でしたが、母の跡を継いで死者の女王になりたいと思っていました。

ゴーテルは、魔法を教えてくれない母親に不満を持っていて、永遠に死なない人生をどう過ごせばいいのか、森の外の世界を見たい、自分の人生を生きたいと思う描写も描かれています。

ゴーテルが魔法を使えない理由

母親のマネアは、三姉妹に血を飲ませて魔法の力を授けようとします。

しかし、嫌がるプリムローズを亡き者にしようとしたため、助けようとしたゴーテルがランプの火を金色の花に投げ込んだことで、マネアの美しい顔が老けて、炎に包まれて消えてしまいます。

母親を手にかけたゴーテルは、罪悪感と後悔で悩みながら三人姉妹で仲良く暮らそうとしますが、母親の呪いの竜巻によってヘーゼルとプリムローズが弱っていき、二人の姉も失ってしまいます。

ゴーテルが魔女なのに魔法を使えないのは、血を分けてもらう前に、母親のマネアが消滅してしまったためでした

ゴーテルの目的

ゴーテルは、金色の花を利用して、ヘーゼルとプリムローズを復活させようとします

しかし、魔法を使えないゴーテルはマーサ、ルビー、ルシンダという3人の魔女に、騙されて金色の花の大半を奪われていしまいます。

そして、映画「塔の上のラプンツェル」の冒頭、コロナ王国の兵隊が最後の金色の花を取りにやってきます。

こうして、全ての金色の花を失ったゴーテルは、若さを保つため、二人の姉妹を生き返らせるため、魔法の力の宿ったラプンツェルを誘拐します。そしてラプンツェルが18歳になり魔法の力が大きくなるまでの間ラプンツェルを塔の上に監禁し、育ててきたのです

また、ゴーテルは、3人の魔女に協力をしてもらい、魔術でラプンツェルの記憶を消し、ずっと前から塔に住んでいると思わせ、自分を愛してくれているのは母親のゴーテルだけ、という考えにさせる魔法をかけています。

ゴーテルの愛情

自分の若さと美貌を保つためにラプンツェルを塔の上に閉じ込めてきたゴーテル。

一見、傲慢で自分勝手に思えますが、こんな意見も。

ゴーテルのおかげでラプンツェルは素直で優しく育ったのでは?と言う声もあります。

魔法を使えるわけでもなく、ディズニーのヴィランズ(悪役)の中では、悪役らしくない一面もあり「ラプンツェルを18年も育てたのにかわいそう」と言う声もあるようです。

とは言え、18年も自由を奪っていたのは愛情があったとしても許されることではありません。

ゴーテルには愛情があったと言う意見とは反対に、こんな意見も。

ゴーテルの愛情は、ラプンツェルに向けられたものではなく髪の毛に向けられていると言うもの。

確かに、作品中ではゴーテルがラプンツェルの髪を触る場面は数回出てきます。

確かに髪の毛への愛情とも言える執着心が伺えます。

ゴーテルの過去から考えても、やはり「魔法の花」への執着心・愛情からラプンツェルを大事にしているのではないかと思います。

まとめ

ゴーテルの正体は、魔法の使えない魔女でした。

また、金の花を使って若さを保ち、亡くなった姉二人を復活させるためにラプンツェルを利用していました。

最後は魔法が解けて400歳の老婆に戻り、灰になり消滅してしまいました。

ゴーテルの過去を知ると少しかわいそうな気もします。

ゴーテルの過去と目的を見た上で映画「塔の上のラプンツェル」を見てみるとまた違った印象になりそうですね。

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