海獣の子供・安海正明(父親)の正体は何者?登場する意味についても

海獣の子供の主人公である琉花の父親である「安海正明」。

物語の中で登場するシーンは然程多くありませんが、実は設定上非常に重要な役柄となっています。

今回は父親(正明)の正体について考察していきます。

目次

海獣の子供・安海正明(父親)の正体は何者?

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琉花の父親であり、水族館に勤務しておりジムとともに研究をしている正明。

一見、普通の父親になるのですが、注目すべき点は家族としての存在です。

水族館の業務は問題なくこなしており、特に目立った様子はないのですが、家族と向き合おうとしません。

流花や元妻に自分の気持ちをちゃんと伝えようとはせず、逃げ出してしまいます。同僚で海洋生物学者のジムも人当たりはいいのですが、自分の気持ちを話そうとしません。

海獣の子供に登場する男性キャラクターはみな自分の気持ちを伝える事が苦手という特徴があります。もちろん、これは現実世界でも男女問わず難しいことを意味しています。

しかしジムは、鯨は歌うこと、すなわちエコーロケーションで仲間と会話できる発言します。

複雑な情報の波で会話ができるのが鯨であり、伝えたいことを伝えあうことができると言いました。

ジムは流花に「思っていることの半分でも、伝えられたためしがあるかい?」と問います。

海獣の子供のテーマの一つとして、

  • 人間とはどれだけ自分の気持ちを伝えられるのか
  • 言葉とはすべてを伝えられない

ということを伝えるための問いかけだと思われます。

よって、正明やジムのような男性は、伝える事が難しい事を具現化するための存在として、海獣の子供では存在します。

物語の初期で語られますが、一種の例として登場するために父親(正明)の存在は欠かせません。

父親の登場する意味についても

先ほど紹介した正体が登場する意味になりますが、

映画版「海獣の子供」ではまた意味合いが違ってきます。今回、安海正明役の声優を務めるのは元SMAPの稲垣吾郎さんになります。

また、作画も本人に似せて描かれたということで、スペシャルゲスト・友情出演的な立ち位置で登場させたのではないでしょうか。

海獣の子供自体、かなり複雑で抽象的な内容の作品となるので、こういった演出を用意する事で、新たな切り口で「海獣の子供」を知ってもらう目論見があるのでは推察します。

海の恐ろしさや尊さ、考え方をより多くの人に知ってもらうための施作ではないでしょうか。

まとめ

今回は海獣の子供、琉花の父親役でる「安海正明」の正体について考察しました。

母なる海として、海は今作でも語られています。その中で、父親という存在は欠かせないと思います。

こういった観点で作品をみていくと、面白いと思いますので参考にしてみてください!

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