95年のTVアニメシリーズ放送から話題沸騰の大ヒット作品、新世紀エヴァンゲリオン。
2020年9月の新劇場版特報で盛り上がる今、エヴァファンなら必見のアニメ版・漫画版の違いについて改めて徹底比較していきます!
劇場版作品を見返したい方はこちらの記事もあわせてお読みください!
『新世紀エヴァンゲリオン』のアニメ版と原作漫画との違いは?
ここでは、アニメ版を基準として漫画版との違いを徹底比較していきます!
エヴァンゲリオンてアニメが原作?
— まっつん (@mattun33333) September 12, 2014
漫画とアニメって違いあるんかな
エヴァンゲリオンわアニメまでしか見てなかったので映画との世界観に違いに戸惑うわ
— まこと (@IMako08) September 5, 2014
主要登場人物の性格
実は、性格が全く異なる登場人物が何人もいるんです...!
まず主人公の碇シンジ。
アニメ版のシンジは自分の殻に閉じこもる繊細な少年ですが、漫画版では少し活発で年相応の少年に。ナイーブで不安定なアニメ版のシンジとは違う冷めた反応や強さを見せることもあります。
わーーー!シンジ君だぁ!!
— ♡るんる♡. (@Kurama_M_love72) August 13, 2018
私、エヴァンゲリオンは漫画の方を凄く読んでて、アニメ見て漫画とアニメのシンジ君の性格の違いに驚いたなぁ… pic.twitter.com/gJjMSHe2Ai
シンジの父、碇ゲンドウも少し違った父親像で描かれています。
アニメ版では息子への不器用な愛情をみせていますが、漫画版では息子を気にかける素振りもなく、補完計画に一直線。より冷徹な一面が強調されます。
他にも、綾波レイがより人間らしいキャラクターになったり、惣流・アスカ・ラングレーがシンジを異性として意識しなかったり、渚カヲルに純粋無垢で残酷な子どものような一面があったりと主要な人物の性格に沢山の違いがみられます。
【祝】12月4日は「惣流・アスカ・ラングレーの誕生日」
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 3, 2019
『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物。2001年12月4日生まれ。『新劇場版』シリーズでは惣流から「式波」に改められ、性格などキャラクター設定にも大きな違いがみられる。アスカを担当する声優・宮村優子も本日が誕生日。 pic.twitter.com/JkMEcq0MMO
このような主要人物の性格の違いは、後々の展開の違いにも大きな影響を与えているようです。
エヴァ参号機起動実験の結末
エヴァ参号機起動実験の最中に起こるバルディエル戦は、全く違う結末で描かれています。
両作品ともにシンジの友人である鈴原トウジが実験パイロットとして乗り込みますが、その参号機は使徒バルディエルに寄生され、シンジは友人が乗った参号機と戦わなければならないことに。
シンジ本人は必死で抵抗しますが、ダミープラグによって初号機が操縦不可状態へ、最後はトウジの乗った参号機を破壊します。
アニメ版では左足を失う重傷を負いながら助かりますが、漫画版ではなんと死亡が確認されてしまいます。アニメから漫画へ入ったファンには、え?!死ぬの?!と、本当にショッキングな場面でしたね...。
漫画版・アニメ版それぞれの最終回
両作品の最終回の違いと題しつつ、人類補完計画が始まる前後の大まかな流れは変わりません。
最後はシンジが自分を肯定し、悲しみも傷つけられることもない補完計画の世界を否定することで物語を結末へと導きます。
エヴァンゲリオンのややこしい所は
— 光(笑) (@HIKARI3764) May 3, 2020
アニメと新劇場版と漫画版で結末とかあらすじが全然違う所なのよね
例を上げるならアニメ版は第9使徒に乗っ取られた3号機を運転したのは鈴原トウジくん
それに対して新劇場版はアスカ
こんなかんじでかなり変わるのよね
しかし全く違う展開をみせてファンの注目を集めたのが、アスカVS量産型戦です。
このシーンは、アニメ版ではトラウマもの鬱グロ展開として有名、かつシンジの絶望ゆえの無力を助長させるシーン。
しかし漫画版では、初号機の中の母ユイに必死で呼びかけることで初号機を動かして、すんでのところでアスカを助けることが出来ます。
アニメ版シンジの無力さと、漫画版シンジの成長の証の対比のようにも感じられます。
また漫画版では、アニメ版になかった最終回後の世界、つまり人類補完計画後に復元された世界でのシンジが描かれています。そこにはクラスメイトやアスカの生まれ変わりらしき人物も登場しており、初回の独白をリンクさせるようなシンジの前向きな独白で物語が幕を閉じます。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ』の展開は?
記事の本筋とはズレますが、折角なので待望のエヴァ新劇場版4作目「シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ」にも触れていきたいと思います。
序、破、Qの三作品でアニメ版・漫画版とは全く異なる展開を見せてくれた新劇場版。どうやら今作が最終章のようですが、これで3つ目のエンディングが見られることになりそうです。
この新劇場版で多くのエヴァファンを驚かせたのは、新キャラクター真希波・マリ・イラストリアスの登場ではないでしょうか。
意味深な言動やNERV職員すら知らない弐号機の裏コード「ザ・ビースト」を使いこなしていたシーンから、謎多き新キャラクターとして話題になりました。
しかし実は、新劇場版以外の作品にもマリは登場しているんです!
それが漫画版最終巻に掲載された番外編「夏色のエデン」。
この作品では、NERV創立前のユイやゲンドウが描かれています。
当時大学生だったユイやゲンドウと同じ大学に通い、ユイの人柄や才能に愛憎入り混じった感情を抱く少女がマリです。こうなってくると、外見とは計算の合わない年齢や出自がますます謎多き人物ですが、今後の展開に大きく関わる人物になりそうですよね。
『新世紀エヴァンゲリオン』のアニメ版と原作漫画との違いまとめ
このような両作品の違いは、アニメ版を庵野秀明、漫画版を貞本義行という違う人物が作っていることに大きく起因しています。
ですが、最終回でシンジが自分を肯定し補完計画の世界を否定することで物語が集結する...といった作品の基本的なメッセージは変わっていませんので、ファンは両作品どちらかの過程に共感できるようになっていると思われます。
こうしてアニメ版・漫画版の違いを比較してみると、重要なシーンが決定的に分岐していることも多く、なんだかパラレルワールドのようです。
新劇場版も含めると、似ているけど微妙に違う3つの世界がエヴァンゲリオン作品の世界観により深みを持たせていることが分かりますよね。3つともエヴァファンなら見逃せない素敵な作品ですので、ぜひ全制覇してみてください!
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