思い出のマーニーに登場する謎のおじさん「十一(といち)」。
登場回数は少ないものの、その正体について気になる人も多いキャラクターです。
今回はそんな「十一」の正体は何者なのか、また花売りの少年との関係も囁かれているため考察していきます。
もくじ
思い出のマーニー・十一(といち)おじさんの正体は何者?
来週は
🌸🌸春休み2週連続 #スタジオジブリ 第2夜🌸🌸
「#思い出のマーニー」アカデミー賞ノミネート🏆
2人の少女の不思議な友情と、新たな旅立ちを描く
新生活の季節の今こそ見てほしい、優しい気持ちになれる物語です☺️ pic.twitter.com/oj6FdzNyFf— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020
“だんまり十一(といち)”の生みの親は作画監督の安藤雅司さんでした。実は当初、十一にももっとセリフがあって、「潮の満ち引きに気いつけな」など、杏奈さんを思いやるセリフを言うシーンもあったそうですが、“優しい”言葉をかけてくれる大人は杏奈さん
→続く #思い出のマーニー pic.twitter.com/Q8nsaqPNTG— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) July 14, 2017
十一(といち)は主人公・杏奈が訪れた田舎で登場するおじさんです。
白いひげを蓄えた老人であり、一見いかつい男性です。
口数が非常に少なく、10年に一度しか喋らないと噂されている謎多き人物です。別名”だんまり十一”とも言われています。
その性格から親しい友人は少なく、近所の子供たちからもからかわれています。
満潮になり湿っ地屋敷で立ち往生していた杏奈を見つけ、ボートで岸まで乗せていってくれました。
マーニーのことも知っており、彼女を「青い窓に閉じ込められたかわいそうな少女」と言っておりマーニーのいた時代にも関わりがあることを示唆しています。
心を閉ざしている杏奈が、何も気にせずに存在としても描かれています。
杏奈と2人でボートに乗って過ごしている光景もありました。
そんな、十一の正体は本作に登場する「マーニーの日記(6月11日)」に記されている人物ではないかと言われています。
「『思い出のマーニー』のボート漕ぎのおっさんは結局何物だったんだ?」と疑問に感じてる人は、マーニーの日記の6月11日のこちらの記述をごらんください。 pic.twitter.com/QzvYyKjjKt
— 絶望の果てに希望を見つけ太郎 (@tyo_heiki) October 9, 2015
6月11日 この闇の村の子たちがまた窓の下のところまで来ている。 みんなで小さな男の子をからかっていた。 その子が泣き出したので一人の子がお菓子をあげたら、泣きやんで食べた。 でも、その子がお菓子の袋まで食べてしまったので、みんなはまたからかいはじめた。 その子は全然いいかえさないの。 なんだかとてもかわいそうだった。
この日記に記載されている、「小さな男の子」が「十一」ではないかと言われています。
現在の十一に共通する点は、
- 全然言い返さない
- 子供たちにからかわれる
この2点から十一の可能性が非常に高いと思われます。
また、マーニーの事を「青い窓に閉じ込められたかわいそうな少女」と言っている点からも納得できます。
マーニーと同様に外界と別離していたことや、十一が人たちから疎外されること、杏奈が溶け込めないこと、それぞれが重なっていると思うと、また違った見方ができます。
一方で別の説もあります。
花売り少年なのかについても
最後に勝手な考察です。
十一はマーニーの日記に出てきた花売り少年?
以上「思い出のマーニー」の感想でした。— シロクロ (@HicoukiNore32) May 19, 2015
思い出のマーニー ネタバレあり 決定的な描写はなかったと思いますが、ひょっとして十一は実際にパーティーでマーニーと踊った花売りの少年でしょうか? http://t.co/8hevZok9Jj
— ワンピースネタバレ741画像予測まとめ (@dowydoqaxovy) August 4, 2014
ネタバレ注意
完全に勝手な根拠のない想像だけど、マーニーと実際に踊った花売りの子は十一さんなんじゃね?#思い出のマーニー
— エビガン錠 (@snake_braker) July 27, 2014
十一の正体は「花売りの少年」ではないかという説です。
マー二が花売りと一緒にダンスしたことを杏奈に話しています。
最後にマーニーとダンスを踊るシーンがありますが、一緒に踊っている相手の顔までは見る事ができません。
この相手の人物が幼少期の十一ではないかという説です。
村に住み続ける理由やマーニーに助けてもらった過去(日記の内容が確かであれば)全てをひっくるめて「十一」以外考えられないと思います。
今作において、十一は重要な立ち位置に存在しており、マーニー・杏奈を体現している数少ない大人の一人である事がわかりますね。
十一の名前の由来は?原作の名は?(ワンタメニー・One too meny)
十一(といち)は十一番目の子だからこの名前になりました。原作でも11番目の子で、”One too many”(10人と1人余分な子)を捩った「ワンタメニー」という名前でした。#思い出のマーニー #金曜ロードショー pic.twitter.com/bPcrEdVX83
— キャッスル (@castle_gtm) July 14, 2017
補足になりますが、十一の名前の由来もわかっています。
原作に登場する十一は名前が異なります。
スタジオジブリ・アニメ版 | 原作 |
十一(といち) | ワンタメニー(One too many・10人と1人余分な子) |
となっています。
名前の由来は、11人兄弟の末っ子だからという理由。
まさに原作版での「ワンタメニー」の意味を考えると、上記で紹介した十一の正体そのものに感じます。
名前の由来からも納得できますね。
まとめ
今回は思い出のマーニー・十一(といち)おじさんの正体は何者なのか、花売り少年なのかについても考察していきました。
単なるサブキャラクターではなく、しっかり意味を持った登場人物になります。
スタジオジブリ作品では、一人一人のキャラクターに深い意味があり、作品の深みや伝えたい事を表現してくれています。
だからこそ世界的にも評価される理由はここにあると思います。
是非、背景を理解した上で「思い出のマーニー」を見返すと更に楽しめると思います!是非、選考にしてみてくださいね!