宮崎駿監督の名作・天空の城ラピュタ。
ムスカや政府軍が乗る超巨大飛行船ゴリアテが物語中盤で登場します。
今回はそのゴリアテの意味や由来・飛行船の構造について紹介します。
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天空の城ラピュタ・ゴリアテの意味や由来は?
旧ドイツ軍の「自走式爆弾ゴリアテ」は、旧約聖書に登場するダビデに倒された「巨人兵士ゴリアテ」の話に喩え「弱小な者が強大な者を打ち負かす」という意味で名付けられました。ラピュタに登場する「飛行戦艦ゴリアテ」は強大そのものとして描かれてます。 pic.twitter.com/BEvjLjiG6H
— ひか (@Hikari19930804) February 18, 2018
ラピュタを久々にみて、ゴリアテってなんだろう?と思い調べたら全然意味が分からなかった。
以下引用
ゴリアテは、旧約聖書の「サムエル記」に登場するペリシテ人の巨人兵士。身長は6キュビト半、身にまとっていた銅の小札かたびらは5000シェケル、槍の鉄の刃は600シェケルあったという。#ラピュタ pic.twitter.com/BU4GqK3RYt— マイコー社長@QZILLA by Mr.Bliss (@jacksonabout5) August 15, 2018
ゴリアテは聖書に出てくる3m近い巨人の兵士 そのことから力づくで物事を解決する人、強大な権力で横暴な人への渾名 そして力におごって力に滅ぶ人の意味 東洋文化圏で言う覇王に近い・・もちろんこの作品のゴリアテの末路も #ラピュタ
— 飛熊(ひゆう)甲甲甲乙乙 (@hiyuu_aa) September 29, 2017
物語中盤の登場する「ゴリアテ」。政府軍が保有する大型の飛行戦艦で、ラピュタ探索の為に軍が派遣したものになります。
飛行船の一種で形状は楕円形で完全なる装甲飛行船になります。モウロ将軍(こざかしい兵士)も「素晴らしい船だ」称賛していましたね。
このゴリアテには意味・由来が存在します。
旧ドイツ軍の「自走式爆弾ゴリアテ」から由来しています。
そして、この自走式爆弾ゴリアテは、旧約聖書に登場するダビデに倒された「巨人兵士ゴリアテ」の話から由来しています。
その意味は「弱小な者が強大な者を打ち負かす」という意味で名付けられました。
また、ゴリアテは3m近い巨人の兵士であり、
- 力づくで物事を解決する人
- 強大な権力で横暴な人への渾名
- 力におごって力に滅ぶ人の意味
も含まれています。
まさに、ムスカ含む政府軍の末路を表しています。
横暴かつ力で支配しようとするムスカたちを象徴しています。
ここまで明確な意味がある設定にしていると考えてもどこまでも考えられた内容は鳥肌ものですね。
飛行船の構造について
ラピュタのゴリアテはですね、飛行船の機能や構造や運用における「欠点」を極限まで小さくしているんですが、しかし僅かにその欠点が残されてる感じが間違いなくそれが飛行船であるとを感じさせるのでそういう意味でも「究極の飛行船」を表現している浪漫の塊と言うかオタクのツボを絶妙に突いて… pic.twitter.com/xPXOyIZxVw
— HAL@古き悪しき時代大好き侍 (@HAL9152) August 16, 2019
もう我慢出来ないので1ヶ月フライングしてコレを投稿してしまう。
ラピュタに登場するゴリアテの特徴的な昇降舵や方向舵なんですが、これは戦前のツェッペリン級飛行船に範を取った構造をしています。
WW1以前は航空力学が未発達だったのでこうした仰々しい翼がいくつも必要とされました(続) pic.twitter.com/oBlMXQjGKQ— HAL@古き悪しき時代大好き侍 (@HAL9152) August 3, 2019
飛行船は究極に軽量化された構造をしていてあらゆる鉄骨が肉抜きされまくってる。強度も足りずワイヤーによる補強が必要だった。
その上船体が長大だから横風を受けるだけでも危険。旋回を行うと船体が”たわむ”ぐらい柔いゴリアテみたいに嵐に突っ込むと一瞬でバラバラになっちゃう#ラピュタ pic.twitter.com/c5AHu3xkam
— HAL@古き悪しき時代大好き侍 (@HAL9152) September 29, 2017
ラピュタに出てくる飛行戦艦ゴリアテ。あれって基本構造は硬式の飛行船なんだろうと思う。比較的大口径の砲塔群と小火器程度からの攻撃に耐えられる装甲さえあれば、高仰角のとれない要塞砲しかない在来型の要塞攻略には一方的に砲撃&爆撃できて有用そうな感じ。
— まことbis@由良大好き提督 (@makoto_bis) February 3, 2014
続いてゴリアテの飛行船の内部構造です。
ゴリアテの各部にプロペラが備わっており、そのプロペラによって浮遊、推進している。プロペラが停止している状態でも空中に浮遊も可能です。
戦艦には主砲、速射砲、対空砲など数多くの重火器を備え付けてあり、戦艦低部にある主砲はロボット兵の装甲を破壊させられる位の強力な火力があります。
また、全長300メートルの巨大な戦艦ながらも、速力は100キロを簡単に超え、航続力も16000キロとずば抜けた力を持っています。
このような飛行船は第一世界大戦頃から実際に登場しています。しかし、軍用としては欠陥的な部分も多く、撃墜されやすいなど問題が多い乗り物であったとされています。
上記で述べた「力」を象徴していますね。
しかし、飛行船は究極に軽量化された構造をしており、鉄骨が肉抜きされています。強度も足りずワイヤーによる補強が必要だそうです。
その上船体が長大だから横風を受けるだけでも危険。旋回を行うと船体が”たわむ”ぐらい柔い材質になっています。
よって浮遊することが容易なのですが、見た目の重厚さとは逆にかなり脆い内部構造となっています。
まさに、意味と合致する構造となっています。
あえて、「天空の城ラピュタ」で飛行船を取り扱ったことの奥深さも垣間見ることがきます。
まとめ
今回は天空の城ラピュタ・ゴリアテの意味や由来、構造について紹介しました。
曖昧な設定ではなく、どこまでも深い意味や由来を持たせており、飛行船を登場させたことも考え抜かれていることがわかりますね。
宮崎駿監督の采配に感動しますね。スタジオジブリ作品が長くに渡り幅広い世代に愛される理由かもしれませんね。
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