千と千尋の神隠しの序盤のシーンでトンネルを抜けた町で千尋の両親が豚になるシーンがあります。
急に豚になったり、両親は千尋に対して、冷たい態度を取っているのも不思議です。
実は食べ物にも意味があります。今回はその真相に迫ります。
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千と千尋の神隠し・なぜ両親は豚になった?
千と千尋初めてみたとき(小1くらい)千尋の両親が豚になるシーン見て「大人はご飯大量に食ったら豚になるんだ」って衝撃を受けて、弟と一緒に泣きながら両親の茶碗割った nathu220
— さっき聞いた話 (@honaret) August 4, 2019
『千と千尋の神隠し』金ロー楽しみだなーー
何回も観てるのに年に一回必ず観たくなる作品。
独特の雰囲気と世界観が堪らなく好き!音楽も良いんだよね〜。
でも、小さい頃はこの独特の雰囲気と世界観がかなりトラウマだったなぁ笑 不思議。両親がブタになるシーンとかめっちゃ怖かったは笑 pic.twitter.com/tLwNt1wVxU— HIIRO (@ak_miwa10) August 1, 2019
千と千尋の神隠し、当時見た際、序盤で両親が豚になるシーンが意味不明だったんだけど、ちゃんと意味があると知って感動したんだよね あとトンネルとか、息をして行動してはいけない理由とかね
— Miehachi (@toyoichiii) July 31, 2019
千と千尋の神隠しで物語の導入部分にて、千尋・千尋の父・千尋の母で地方に引っ越してくるのですが、気がつくと迷い込んでしまいトンネルが目の前へ。
そのトンネルを抜けると、中華街のような街へ。すると、千尋の両親は誰もいない露店にある食事を食べ始めます。そして、気がつくと料理を食べていた両親は豚になっています。
このシーンを怖いと感じる人もいれば、なんで豚になったの?と思う人もいて様々です。
千尋の両親が豚になった理由は、諸説あるのですが、スタジオジブリ側に問い合わせた人おり、返答もあったようなので、一番信憑性が高い情報を紹介します。
千尋の両親が豚になった理由は、
バブル経済やその後の現実と絡め、彼らが「喰らい尽くされる側」になったことを象徴していると言われています。
ジブリ作品は社会に対してのメッセージを宮崎駿監督込めています。
よって、今作「千と千尋の神隠し」ではバブル時代を生きてきた当時の大人たち(千尋の両親)を子供である千尋が乗り越える意味が隠されています。
千尋の両親は、現実世界においてバブル経済の影響もあり、「生きる力」が弱かったために、不思議な世界の罠(食べ物)に陥り喰らい尽くされる側(豚)に変わってしまったという事になります。
露店屋台に食べ物置いあり、店員もいないのに、何も言わず食べ始めたり、自制できない精神的な弱さ(生きる力の無さ)が原因で罠にハマりました。
千尋の両親(お父さん・お母さん)が冷たい態度の理由?
ジブリってお父さんとかめっちゃ優しい(トトロとか。 でも、千と千尋の両親なんであんな冷たいんだろ😁?
— abbey@あびーちゃん (@abbey0827) May 16, 2019
千と千尋は
•放任主義で子供に冷たい千尋両親
•過保護過ぎる親である湯婆婆って対比になってて
どっちも子供に良くないってメッセージ性があるんだっけか— ばーど (@Austin_626) November 21, 2014
千と千尋なう。千尋の両親が冷たい その描き方もわざとなのか 強欲な人間としての描き方なのか
— ゆーすは絶対に痩せる (@PolymoZZ) November 14, 2010
千尋の両親が豚になるシーンやラストで現代に戻ってからも両親は千尋に冷たい態度を取っているのが印象的です。特に母親は顕著ですね。
「ちょっとくっつかないでよ。歩きずらいでしょ」と千尋に言います。普通なら自分の子供に言わない発言だと思います。
実は冷たい理由は、世の中のお母さんたちに向けたメッセージだと考察します。
世の中のお母さんにあなたもこんなこと言ってませんか?と振り返る機会を与える意味を伝えようとしています。
「千尋のお母さんが、冷たいなー。」と感じるお母さんたちは、自分の子供に対する接し方がもし同じ感じだった場合、はっ!となるのことが目的だと思います。
実は千と千尋の神隠し以外の作品でも、同様に子供と母親が仲良しの話は少ない傾向にあります。特に、今作はわかりやすいのは、先ほどの豚になった理由であったように、バブル期の大人の立ち位置も複合しているからだと思います。
特に、千と千尋の神隠しの放送時の年代として、共働き世代の増加時代も影響しています。
共働きで自立心が強く、『子供だから』という言葉が嫌いで子供にも自立心を求める傾向があり、冷たくなってしまったのだと思います。
そして、湯屋を訪れた千尋は周りの人たちのおかげで成長していきます。
もし、千尋の両親が暖かい存在だった場合、湯屋の人物と対比する効果も薄くなるため、冷たくしたことも可能性としてはあります。
登場する食べ物の意味を考察
おはようございます☀
「千と千尋の神隠し」で両親が食べている屋台料理。スゴイ勢いでムシャムシャ食べてるの、めちゃめちゃ気になる。#ララ
— 玄米🌸chronos🌸 (@chronos14073249) July 31, 2019
豚になるシーンで千尋のお父さんが食べている不思議な食べ物。そのぶよぶよした食べ物が誰しもが気になると思います。台湾料理のバーワンがモデルとなっていると言われています。
湯婆婆によると「お客様の食べ物」ということですから、神様たちと、彼らをもてなすこの世界の住人しかわからない生き物の料理だと思います。
このシーンで登場する意味としては、神様が食べる食べ物をあえて冒頭で登場させることで、普通の食べ物ではないため、この先は普通の人間が立ち入る場所ではないことを表しています。
また、ジブリの醍醐味である食べるシーンが美味そうに見えることも考慮した上で、バーワンをモデルしたことも考えられますね。
まとめ
今回は千と千尋で両親はなぜ豚になったのか、冷たい態度と食べ物の意味について紹介・考察しました。
数あるスタジオジブリ作品の中でも、メッセージ性が強く、世界観も秀逸に作られています。
ストーリーの展開も素晴らしいですが、細部に込められたメッセージを読み解くことで何倍にも作品を楽しむ事ができます。
是非、参考にしていただけたら幸いです!
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