美女と野獣の実写版で登場シーンが多いキャラクターであるアガット。
物語の起点であり、物乞いとして登場するが、正体については作中でも重要な鍵を握っています。
アガットは実は王子の母親ではないかという説と、モーリスと関係が深いのではという説があります。今回はその真相に迫りたいと思います。
美女と野獣・アガットの正体は何者?(魔女)
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とりあえず元取るくらい美女と野獣リピートした‼️元取るっても450円だけど、映画館で観ると思うと9000円分は観た👀アガットという魔女の化身の女性が絵画のような美しさ✨ pic.twitter.com/fTr2UAl67r
— 민 미유우 (@Agust_D_miyu) 2017年11月7日
妻子あるコナン・ドイルを一発でメロメロにした、ジーン・リッキー。確かに美人だったが、彼女の役をする俳優が、輪を掛けた美人女優ぞろいで驚く。例えば「美女と野獣」で美貌の魔女アガットを演じた、ハティ・モラハン。さらには「メリー・ポピンズ リターンズ」のエミリー・ブラントまで登場する。 pic.twitter.com/09oRfkcOma
— ストランド版 シャーロック・ホームズ (@strand_japan) 2019年3月4日
実写版映画「美女と野獣」原作にはほとんど登場しないアガットという物乞いの女性が登場します。
アガットは実写版映画「美女と野獣」のストーリーにおいて重要な登場人物であり、アニメ版よりも更にドラマティックさやストーリーの付箋などを表現する上でなくてはならないキャラになっています。
アガットは、落ちぶれた未亡人の姿でベルが暮らすヴィルヌーヴ村のはずれに住んでいる謎の女性。作中でも冒頭部分、ベルの家の前で物乞いをしているシーンが登場します。
その外見や汚らしいという理由で、悪役であるガストンからは偏見の目で見られています。
しかし、アガットの正体は、王子に野獣の呪いをかけた魔女なんです。
魔女アガットは愛を知らない王子の前に現れ、王子を野獣の姿に変えてしまうのです。
アニメ原作では、老婆として登場し、実は魔女だったという設定で、その後は特に話も関与はしてきません。王子=野獣に愛を感じさせるための起因として登場するのみです。
実写版映画では、森に迷い込み瀕死のモーリスを介抱するシーンもあり、重要そうな雰囲気を醸し出しています。
個人的には街に戻ったモーリスが変人扱いされてガストンの力によって施設へ連れて行かれるシーンでは、その姿を何か思った様子でチラ見して去っていくシーンがあります。
この時点でアガットは何かあるのでは?と思う人も多かったと思います。登場人物を物語中盤で新しく登場させるのもディズニー作品ではほとんどないので。
アガットは野獣の王子が住む城のはずれの森でひっそりと暮らしながら、王子が愛の意味を知っていくまでの様子を見守り続けていました。
また、実写版のキャストの素性にもこのアガットを登場させたのには理由があります
今回の美女と野獣はフェミニストであるエマ・ワトソン(主人公ベル役)の考えを監督と話し合い設定を加えている事がわかっています。
フェミニズム=性差別を廃止し、抑圧されていた女性の権利を拡張しようとする思想・運動、性差別に反対し女性の解放を主張する思想・運動などの総称をさします。
よって、ベルに職業を与えてみたり、ドレスのコルセットはなしにしてみたり、典型的なプリンセス像には縛られていませんでした。
アガットについてですが、映画の中でガストンに散々なことを言われています。結婚できなかった女は変人で道端で生きていくしかなくなるという扱いを受けています。
ガストンはフェミニズムに対する思想を抱いており、ベルやアガットがそれに対立し、権利や人権を主張するという部分を実写版映画の設定に盛り込んでいます。
アガットやベルは「女性はある年齢までで結婚しなければおかしい」という風潮に怒りを感じる女性の代弁者という立ち位置でもあります。
よって、アガットの正体は魔女である事は実写版の美女と野獣を見ればわかることですが、制作サイドが視聴者に訴えかける内容(エマ・ワトソンの思想など)を象徴する存在になります。
アガットは王子(野獣)の母親説とは
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『美女と野獣』、ちょっと気になるポイントが…それは王子に魔法をかけた魔女。村ではアガットと呼ばれ、物乞いをしている女で、ガストンに「行き遅れた女性の末路」と言われ、村民から辱しめを受けている存在…彼女の正体は魔女だった!
(@ ̄□ ̄@;)!!— やぐちみや (@yaguchi38) 2017年6月8日
実写版「美女と野獣」で王子を野獣の姿に変えるという、物語の重要な登場人物となっている魔女のアガット。
ネット上やファンの中では王子(野獣)の母親なのではないかという説が囁けれています。その説については理由があります。
野獣の姿に変えられてしまった王子は、幼い頃に母親を亡くし、その後父親によって甘やかされながら育ちます。
父親の教育により、王子は放漫で我儘な性格となり、そして愛を知らずに成長していきます。
そんな王子の前に、ある日老婆の姿をした魔女のアガットが現れ、愛を知らない王子を野獣の姿に変えてしまいます。
アガットが実は王子の母親であり、王子(息子)に愛の意味を学ばせるために試練をあたえたのではないかと考察します。
王子(野獣)の母親は幼い頃に母親を亡くしていますが、父親が王子を育てる構想に不安を強く抱いていたのではないでしょうか?
そこで、母親は魔法に縋るしかないと思い、何かしらの魔術を習得していたと思われます。もしくは、母親の意思・魂をアガットに移し変えたという可能性もあります。
王子が成長していく姿を近くで見守っていたが、このままでは王子として最悪の末路を迎えてしまうと思い、親としての責任と思い、呪いをかけたのだと思います。
そもそも、アガット自身もなんの義理があって、王子を見守っていたのか理由がわかりませんよね。どうせなら、ベルが住む街で魔法を使った方が得だと思います。
以上がアガットが王子の母親ではないかという説になります。アガットが母親の意思を継いだのも否定できませんが、母親としてみるとまた見方が変わりますね。
ベルの父親モーリスとの関係について(ベルの母親説)
あとアガットがモーリス助けた時魔女かなって思ったらほんとに魔女だった
— きゅー (@ocd_0708OS) 2017年5月6日
アガットは結局魔女だった訳だけど、あれだけガストン寄りだった村人がモーリスの話聞いたのってアガットのお陰なのかな、村人の良心が出てただけなのかな
— ☀️あとはと☀️ (@at09291021) 2017年12月2日
アガットとモーリスは直接的には全く血縁関係があるようには思えませんが、実は関係性について考察できる部分があります。
モーリスの妻であり、ベルの母親の生まれ変わりがアガットではないかという説もあります。
幼い頃に疫病で死んでしまったベルの母親。モーリスとベルには疫病を感染させないため、家を追い出させるという回想シーンが実写版・美女と野獣では登場します。
この後、苦渋の決断をしたベルとモーリスが忘れられず、アガットに生まれ変わった。または、想いだけ継承したという可能性が浮上します。
よって、森に迷いこんで瀕死だったモーリスを助けたり、ベルやモーリスに対する特殊な感情を抱いているようなシーンが言葉ではないものの表現されています。
また、かつて母親が亡くなった部屋にはバラのオブジェがありました。アガットが王子に渡そうとしてのもバラです。
この共通点はたまたま一緒だったとは考えにくいと思います。
まとめ
今回はアガモットの正体について紹介・考察していきました。
以上の説をまとめると、ベルにとっても、王子(野獣)にとっても母親の象徴としてアガットの存在はあるのではないでしょうか。
母親=愛を教える・与える存在。
心配するなど親の想いがまとめて憑依したと考えると暖かさを感じますね。この説を頭に入れて作品を見てみるとまた違った楽しみ方ができますね。
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